社会がポストコロナへ向かうなか、皆で悼む機会に
2023年3月11日、社会的孤立回復支援研究センター(SIRC)は、関西学院大学悲嘆と死別の研究センター、上智大学グリーフケア研究センターとの共催で、「新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の追悼会」を西本願寺阿弥陀堂にて開催しました。事前申込参加者を含め、約232名の方が参加しました。
>>Link:【EVENT概要】
第1部では、新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の追悼法要を行いました。法要に際し、弘中貴之氏(浄土真宗本願寺派副総務)と当センター長の黒川雅代子教授(本学短期大学部)が挨拶を行いました。
次に、参加者一同が合掌・礼拝を行った後、入澤 崇学長(本学文学部教授)、黒川教授を含む代表者6名が焼香を行いました。
つづいて、本願寺派布教使・社会福祉法人至心会理事長の野村康治師による法話が行われました。参加者一同が合掌を行い、第1部の追悼法要を終えました。
第2部では、聞法会館3階多目的ホールにて、新型コロナウイルス感染症で大切な方を亡くされた方や新型コロナ専門病棟等に携われた医療従事者、高齢者施設等で新型コロナウイルスに感染した方の介護にあたられた福祉従事者による「わかちかいの会」を開催しました。
本追悼会の様子は多数の各種メディアに取り上げられました。
一部のみご紹介いたします。
詳細は、下記リンクをご覧ください。
>>Link:NHK関西NEWS WEB「新型コロナ遺族ら ともに祈りささげる法要 京都 西本願寺」
>>Link:MBS NEWS「新型コロナに感染し亡くなった人を悼む「追悼式」遺族には最期看取れず喪失感抱く人も」
>>Link:NHK関西NEWS WEB「新型コロナ“最期に立ち会えなかった”遺族が抱える思い」
政府は、5月8日に新型コロナの感染症法上の位置づけを季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行することを発表しています。また、マスクの着用が個人の判断にゆだねられるようになるなど、社会では議論が始まっていますが、大切な人を失った遺族の中には複雑な思いや痛み、喪失感を抱えている人もいます。
社会的孤立回復支援研究センター「グリーフサポート」ユニットでは、今後も遺族会を通じた支援を展開していく予定です。